top of page

【開業・起業読本/1】そもそも、なぜ起業するのか、したいのか。


実のところ、ここは有料にしたいくらいの内容を書くつもりです。



店舗の開業というのは人生を賭けた大勝負です。この話は哲学や信念の範囲に入りそうな感じもするので直接関係あるのかどうかは謎ですが、ここを避けて通る訳にもいかず、冒頭に持ってこざるを得ないので、仕方なく無料で公開しようと思います。


では、まず質問です。


○あなたはなぜ、カフェ(飲食店)を開業したいのでしょうか?


飲食店の開業に興味ない方も中にはいらっしゃるかと思いますが、無料とは言え、あなたの貴重な時間を使ってこのブログを読んでいるのですから、なにかしら理由があるのだと思います。


もし、カフェ開業(経営)に失敗しても、あなたの人生にたいした影響がない方(いわゆる、お金持ちの方)以外は、この質問に明確に答えていただきたい!そして、その答えがこれから10年以上経過した後でも変わらない自信がある!と思える方のみ先を読む事をお勧めします。それ以外の方は、もう一度、ご自信の人生観や価値観としっかり向き合うことをお勧めします。


人は必ず死ぬ。

いきなり何だとお思いでしょうが、大切なところなので少し回り道をします。ご自身の信念や哲学をしっかりお持ちの方は読み飛ばしていただいて結構です。

  • 人は最期は必ず死にます。

これに、いまのところ例外はありません。 つまり、人生とはその全てが途中経過な訳ですが、あなたは人生に何を求めますか?

  • 何故貴方はその仕事をしているのですか?

  • 何故貴方はお金が欲しいのですか?

  • 何故貴方はその服を着ているのですか?

  • 何故貴方はこの文章を読んでいるのでしょうか?

  • 何故貴方は自分の飲食店を開業したいと思っているのでしょうか?

他にもたくさんの「何故」がありますが、ここは一つ、誰にでも当てはまる「お金」を例にとって、「なぜ」を考えてみましょう。


なぜ、お金が欲しいのか? → そのお金で得られるものは?

  • 美味しい食事

  • 快適な住居

  • 格好良い衣服

  • 高級車

  • アクセサリー

  • 行きたいところに旅行に行ける」など、

お金を使って得られるものもあれば、お金があるという「安心感」や仕事(お金)に縛られない「自由」などもお金によって得られる効用のひとつです。このように、お金を使って得られるものも多岐にわたり、使わなくても口座にあるだけで効果を発揮する。お金ってすごいですね。


では、「快適な住居」や「高級車」などあなたが思った「お金が欲しい理由」に対して、さらに「なぜ?」を考えて欲しいのですが、その前に、上にあげた、お金をもらって得られるものの中で、ひとつだけそれ以上「なぜ?」を繰り返せない答えがあります。それ以上繰り返せないというのはつまり、「結論」という事です。どれだかおわかりでしょうか?



その答えは「安心感」です。




「安心」という感情を得たい。という部分はこれ以上「なぜ?」を繰り返せない結論になっています。「なぜ、安心感を得たいのか?」と質問を繰り返したところで、「安心できたら安心でしょ!不安がない状態って良いでしょ!」という回答くらいしか出しようがないので。


では、結論に至っていないもの、たとえば「アクセサリー」についても考えてみましょう。


「なぜ、アクセサリーが欲しいのですか?」

  • キレイなものが好き」

  • 自分をさらにキレイに見せられる

  • 自分のブランド価値をあげられる」など、

理由はさまざまかと思いますが、さらにその答えに「なぜ」を繰り返すと、行き着く先はたぶん、

  • 「優越感」

  • 「安心感」

  • 「満足感」

などが得られるから。という答えのはずです。その他の「住居」や「高級車」「旅行」などの回答も、「なぜ?」を繰り返して行くと必ず「感情」になるはずです。


このように、人のどのような希望も最終的には「感情」に収束します。

人間ですから、感情に収束しないと、何かがおかしいのであり、それはあたりまえのことなのです。この考え方は当たり前の事なのですが、普段から意識している方は少ないようなので、ここで改めて認識していただいた上で、「なぜ、カフェを開業したいのか?」という質問に対し、最終的に自分の納得できる感情の答えにたどり着ける方は、次に進んでください。カフェを開業したい理由は人それぞれで良いのですが、その理由が自分の内面から出てきたものでないなら、再度検討し直すことをお勧めします。




 

■カフェ開業・運営・仮想通貨・ブログについてなど、ご依頼やお悩み相談はnot for sales Inc株式会社、Twitter(@notforsales)からでもお気軽にどうぞ。


Comments


bottom of page