最近、何かと良く耳にする「問題解決能力」。
その定義はさておき、仕事とは問題を解決したり(弱みを補ったり)、強みを伸ばしたり、広めたり、満足度を向上させたりして、お金をもらうものだと思っています。
なので、自社の専門知識や競争優位性を用いて、お客様(企業でも、個人でも)になにかしら貢献していくのが仕事だと思うのですが、ではその他の個人的な問題解決能力とはなにか?と考えた時に、問題解決能力は大きく分けて二つに分類されると思いました。
自身の専門的なスキルを持って取り組むもの
不確定な問題に対して取り組むもの
この2つに分けた場合、最近ことさら言われているのは、後者の方であり、突発的な問題が発生した場合に、その問題を正確に分析し、より少ないコストで解決できるようにする能力。といった感じでしょうか。重要なのは、”より少ないコストで”という部分です。
金さえあれば
お金と時間をかければ、だいたいの問題は解決します。(解決と言ってよいのかどうか定かではありませんが) しかし、ほとんどの問題発生において、それを解決するために利用可能な「コスト」は限られている場合が多く、また、その限られた中でも、いかに安く、いかに早く、いかに的確に解決するか?というのが、常に求められている。という感じでしょう。
では、どうやればその求められている”問題解決能力”を、向上させられるのでしょうか?
ここからは、私の個人的な見解ですが、
何よりもまず、知識。
そして、行動と経験。
それらを生かした、知恵。
こんな感じだと思います。
1(知識)が重要なのは言うまでもありません。読む・聞く・見る・感じるを通して、とにかく知る。を増やす。知らないとなにも始まりません。問題が発生しても、問題とも気付かないという、最悪の事態の可能性も。。。
2(行動と経験)次に重要なのは、その問題をいろいろな角度から見てみる。見えない部分も見ようと努力してみる。その問題が発生した因果関係を見ようと努める。
3(知恵)そして、それらの知識と経験を元に、その時考えうるBESTな解決策を見い出し、他の手段よりもすぐれている点を理解しており、それが最も合理的だと考えられる根拠も明確にできるように、考える。
こういうのが、問題解決能力だと思います。
重要なのは、コストです。 問題が発生した時、それを解決できる専門家のTELを知っている。というのも、これもひとつの問題解決能力です。であれば、その専門家に支払うコストが安く、仕事が早く、確実な方の電話番号を知っている人が、問題解決能力が高い。という事になります。
さらに、たとえばそれを自分で処理できた場合には、かなりのコスト削減につながるので、専門家の電話番号を知っている人よりも、さらに問題解決能力が高い。という評価になると思います。
そして、問題は日々発生します。なぜなら、将来を100%予測するのは不可能だからです。
そのたび、問題解決を低コスト・高リターンを発揮し続ける人が、総合的に問題解決能力の高い人。という評価や信用を築きあげていく。という流れになるのだと思います。
最後に、問題解決能力を向上させるポイントは、とにかく知る事と行動して経験を積むこと、そして考える事ですので、なんらかの問題に直面した時、自分では無理だとあきらめないで、よーくその問題を眺めてみてください。そして、失敗しても致命的な結果にならないような場合であれば、自分でいろいろ対処してみるべきだと思います。
良い判断は経験から生まれます。その経験とは、たいていの場合、悪い判断から生まれたものです。失敗があるから、それが経験になり、人は成長できます。
とにかく、やってみましょ。
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