不確定要素を減らすには。
知識は多い方が良いと思っています。
もちろん、情報が多ければ多いほど、常に正しい判断が下せる訳ではない事は承知しています。が、それでもやはり、知識は豊富な方が良いのです。
さまざまな情報を総合的に判断して、自分なりの意見を持てば良いと思いますし、情報が多すぎて判断を誤るのは、自分の責任だと思っていますし。
たしかに、多すぎる情報は、その情報を識別するためのコストを必要としますけど、それを、サクサク要点だけをアタマに入れてけば、そんなに時間がかかる訳でもないですしね。
私は何故これほど「知」にこだわるのか
では、なぜ、知識が豊富な方が良いのか?ですが、それは、 大人になってからの勉強は、「未知と既知とをつなぎ合わせて世の中を理解していく事」に他ならないからです。子供の時のように、これが、未知のモノをそのまま脳にインプットできるほど柔軟ではなくなるからこその、大人なりの勉強の仕方だと思います。
もちろん、知識の中にも、
専門性が高いもの/低いもの
ただ知的欲求を満たすだけのもの
あんまり役にたたなそうなもの、など
たくさんの種類があると思います。仕事を高いレベルでこなして行くためにはやはり、専門性の高さが貢献の度合いを決める部分が大きいとは思いますが、世の中の仕組みをさっぱり知らない、タダの専門性の高い意見など、たいして役に立つように思いません。
ドラッカーも言ってます
ドラッカーも言っています。「専門家は、他の専門家と一緒になってこそ成果を発揮する」って。世の中の仕組みを全て理解する事など不可能でしょうし、常に変化していくのが世の中でしょうし、その大きさと変化スピードは増す一方かと。
お店をプロデュースする際もそうで、
飲食店は美味しければ良いのか?というと、それだけでもなくって
価格と味のバランスが取れていれば良いのか?というと、やはりそれだけでもなくって・・・。
関連性を考えていけばキリがありません。さまざまな要因が複雑に絡み合ってなんらかの結果につながります。
その全てを解明できないのは当たり前ですが、だからと言って、コンサルタントやプロデューサーという立場で仕事をしているのに、B to Cのビジネスのお手伝いをしたり、自社でもたくさんのB to Cビジネスを展開しているのに、なにがコンシューマーの購買行動に影響を及ぼすのか?というのを常に考えていくべきなのは明らかです。それが、仕事ですから。
常に、全体を(できるだけ)見渡せるような視点を持った仕事をしたいと思っていますし、そういう人材を一人でも多く育てたいですし、全体を見渡した上で、ピンポイントの適切なアドバイスや貢献などができる個人であり、組織でありたいと思っています。
不確定要素は常に付きまといますが、出来る限り減らす努力は怠らないって感じでしょうか。
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